現在は基本的に、『一般名+「メーカー名」』という形で命名されているジェネリック医薬品(後発医薬品)ですが、配合剤の場合は命名に困ってしまいます。
そのため、日本ジェネリック医薬品学会では統一ブランド名称の使用を提案しており、実際にプレミネント配合錠(一般名:ロサルタンカリウム/ヒドロクロロチアジド)の後発品では、ロサルヒドの統一名称が使用されています。
今回、ユニシア配合錠、ミコンビ配合錠、ミカムロ配合錠についても統一名称が決定されたようです。
全てまとめた記事を作成しています。
過去記事も参照してください。
ロサルヒドに続く配合剤ジェネリック医薬品の統一ブランド名称が公開(2014年7月) – 薬剤師の脳みそ
過去に公表されている配合剤の統一名称
これまでに公表されている配合剤の統一名称は以下のとおりです。
- プレミネント配合錠(一般名:ロサルタンカリウム/ヒドロクロロチアジド)→ロサルヒド(LOSARHYD)配合錠
- エックスフォージ配合錠(一般名:アムロジピン/バルサルタン)→アムバロ(AMVALO)配合錠
- コディオ配合錠(一般名:バルサルタン/ヒドロクロロチアジド)→バルヒディオ(VALHYDIO)配合錠
- カデュエット配合錠(一般名:アムロジピン/アトルバスタチン)→アマルエット(AMALUET)配合錠
- ゾシン静注用(一般名:ピペラシリン/タゾバクタム)→タゾピペ(TAZOPIPE)静注用
ロサルヒドはすでに発売されていますし、アムバロ、アマルエット、タゾピペについては年末に登場するのではないかと言われています。
新たに公表された配合剤の統一名称
日本ジェネリック医薬品学会では、新たに三つの配合剤について、統一名称を公表しました。
配合剤ジェネリック医薬品の統一ブランド名称について
- ユニシア配合錠(一般名:アムロジピン/カンデサルタンシレキセチル)→カムシア(CAMSHIA)配合錠
- ミカムロ配合錠(一般名:アムロジピン/テルミサルタン)→テラムロ(TERAMURO)配合錠
- ミコンビ配合錠(一般名:テルミサルタン/ヒドロクロロチアジド)→テルチア(TELTHIA)配合錠
個人的にはいまいちかな?
やはり、ロサルヒドほどの感動はないですね…。
法則性が同じなのはテラムロだけですね。
ロサルヒドはちゃんと
「ロサル」タン+「ヒド」ロクロロチアジドとなっていたのに、
カムシアは「カ」ンデサルタン+ア「ム」ロジピン+ユニ「シア」。
テラムロは「テル」ミサルタン+「アムロ」ジピンでいい感じ。
テルチアは「テル」ミサルタン+ヒドロクロロ「チア」ジド。
成分名それぞれの頭文字で統一してくれたら綺麗なのになーと思うのは自分だけでしょうか?