日本における医療用漢方エキス製剤の代表的メーカーと言えばツムラだと思います。
そんな、ツムラの医療用漢方エキス製剤の包装が大きく変更になり、平成27年5月より順次出荷となるようです。
包装変更と言えば、先日マグミット錠のPTP包装が大きく変更になったことが記憶に新しいかと思います。
今回、ツムラの医療用漢方製剤がGS1コード(新バーコード)に対応するのに合わせて、デザインも変更されるようです。
ツムラの漢方の包装変更といえば、数年前に処方番号がはっきり表示されるように変更されましたが、今回はその比ではありません。
ツムラの漢方エキス製剤の包装変更
変更内容をまとめると。
- 処方色(処方番号の末尾ごとに決まった色)がはっきり区別しやすくなった
- 開封口(両側の黒色部分)がついた
- 処方番号が見やすいように下地が白色になった
- 処方名にヨミガナが追加
- 下部にGS1データバーが追加
ツムラの番号ごとの色の変更
※参考までに新旧の処方色をまとめてみます。(色の表現は独断です)
- 1:水色 → 青
- 2:緑 → 深緑
- 3:黄緑 → ライムグリーン
- 4:黄色 → 黄緑
- 5:橙 → オレンジ
- 6:ベージュ → 暗肌色
- 7:肌色 → 茶色
- 8:赤 → 紅色
- 9:ピンク → 桃色
- 10:青紫 → 藍色
ツムラ漢方の外箱も変更に
さらには箱もベージュ基調のものから、白基調のものに変わっています。
ツムラと言えばベージュの箱だったので違和感満載ですね。
解体用のミシン目が加わるということなので、廃棄の際に便利なのでしょうが、慣れるまで時間がかかりそうです。
今回のツムラにしても、マグミットにしても、別の薬とは思いませんが、パッ見ると患者さんは驚くと思います。
安心して服用していただけるように、丁寧な説明を心掛けたいですね。