ハーボニーの薬価が決定?~平成27年8月31日に薬価収載予定の医薬品

平成27年8月31日に薬価収載が予定されている新医薬品の薬価が決定したようです。
その中にはハーボニー配合錠(一般名:レジパスビル アセトン付加物/ソホスブビル配合錠)も含まれています。
ジェノタイプ1型のC型肝炎に対して単剤でのIFNフリー療法を可能とする期待の薬剤の薬価はいくらになったんでしょうか?

今回決定した薬価は以下の通りです。

  • プラケニル錠200mg(一般名:ヒドロキシクロロキン硫酸塩):418.90円
  • オフェブカプセル100mg(一般名:ニンテダニブエタンスルホン酸塩):4,382.90円
  • オフェブカプセル150mg(一般名:ニンテダニブエタンスルホン酸塩):6,574.40円
  • ファリーダックカプセル10mg(一般名:パノビノスタット乳酸塩):36,583.90円
  • ファリーダックカプセル15mg(一般名:パノビノスタット乳酸塩):54,875.80円
  • ハーボニー配合錠(一般名:レジパスビル アセトン付加物/ソホスブビル):80,171.30円
  • ランタスXRソロスター(一般名:インスリングラルギン(遺伝子組換え)):3,102円
  • トルリシティ皮下注0.75mgアテオス(一般名:デュラグルチド(遺伝子組換え)):3,586円
  • ザイヤフレックス注射用(一般名:コラゲナーゼ(クロストリジウムヒストリチクム)):193,861円
  • ストレンジック皮下注12mg/0.3mL(一般名:アスホターゼアルファ(遺伝子組換え)):131,859円
  • ストレンジック皮下注18mg/0.45mL(一般名:アスホターゼアルファ(遺伝子組換え)):197,788円
  • ストレンジック皮下注28mg/0.7mL(一般名:アスホターゼアルファ(遺伝子組換え)):307,671円
  • ストレンジック皮下注40mg/1mL(一般名:アスホターゼアルファ(遺伝子組換え)):439,530円
  • ストレンジック皮下注80mg/0.8mL(一般名:アスホターゼアルファ(遺伝子組換え)):879,061円
  • ヤーボイ点滴静注液50mg(一般名:イピリムマブ(遺伝子組換え)):485,342円
  • アコアラン静注用600(一般名:アンチトロンビンガンマ(遺伝子組換え)):32,999円

というわけで、ハーボニー配合錠の薬価は80,171.30円 = およそ8万円ということになったようです。
ソバルディが61,799.30円 = およそ6万円なので、新規NS5A阻害剤のレジパスビルが2万円でついてくる状態ですね。
同じNS5A阻害剤のダクルインザ(一般名:ダクラタスビル塩酸塩)が9,186.00円なので高すぎるように見えます・・・。
この差は薬価算定の考え方によるものです。
ダクルインザ(+スンベプラ)による治療期間は24週なのに対して、ハーボニーによる治療期間は12週です。
そのため、厚生労働省はダクルインザの合計薬価(24週)を12週と仮定して計算したようです。
ちなみに、ハーボニー12週投与で670万円となります・・・。
たしかに、服用期間(クール)を短くできる薬剤というのは評価されるべきだと思うのですが、今回のように24週1クールの値段と12週1クールの値段が同じになってしまうのはどうなんでしょうか?

これについては、中医協委員からもルール見直しの声が上がったようですが、とりあえず、今回はこのまま決定で、今後見直すという形になったようです。
ハーボニーは類似薬効比較方式1で薬価が算出されていますが、市場拡大再算定の適用を原価計算方式だけでなく、類似薬効比較方式の薬剤にまで拡大すべきとの声も出ているようです。
素晴らしい薬だとは思うのですが、さすがにこの薬価だと、肝炎医療費助成打ち切りという話が出てくるのもしょうがないかもしれません・・・。
今後、どのように見直されるのか、注目していきたいですね。

ちなみに、ハーボニーについては過去記事にまとめています。
pharmacist.hatenablog.com

ちなみに、ハーボニーの投与制限はソバルディと同様の28日となってます。

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