平成25年3月25日付承認医薬品です。
今回は新薬18成分を含む23品目でした。
サキサグリプチン水和物錠(商品名:オングリザ錠2.5mg、5mg/大塚製薬)
新有効成分含有医薬品
効能・効果は「2型糖尿病」。
国内7番目のDPP4阻害剤です。
最初から2型糖尿病の適応を取得しているので、現在併用が想定されるすべての既承認の経口血糖降下薬との併用が可能です。
用法・用量は通常5mgを1日1回投与。
国内販売は協和発酵キリンが行います。
サキサグリプチンは米国のブリストル・マイヤーズ スクイブ社が創製した薬剤で、グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1*1)の分解酵素であるジペプチジル・ペプチダーゼ-4(DPP-4)を選択的に阻害する作用を有する経口糖尿病治療薬です。
海外85カ国ですでに発売されており、メトホルミンやインスリンとの併用に関する治験も行われているのでデータが豊富なのは安心ですね。
ビルダグリプチン(商品名:エクア)の構造を変化させ、加水分解を受けにくくすることで1日1回の投与で効果を発揮できるようにしているようです。
ということは効果も期待できる?
でも、エクアにあるコレステロール改善作用がオングリザではないようなので???ですね。
これも詳細を待ちましょう。
にしても、7番目か…。