パリエットの新剤型と低用量アスピリン服用時の適応 追加了承~PPIの適応まとめ

平成26年10月29日の厚労省 薬食審医薬品第一部会。
パリエット(一般名:ラベプラゾール)に「低用量アスピリン投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制」の効能・効果が追加されます。
それと同時に、5mgでの効果も確認され、追加剤型が設定です。

「低用量アスピリン投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制」の適応では、
用法・用量が、「5mgを1日1回経口投与し、効果不十分の場合は10mgを1日1回経口投与する。」となっています。

PPIの適応もほぼそろってきた感がありますね。

これを機にPPIの適応をまとめておきます。

胃潰瘍十二指腸潰瘍吻合部潰瘍逆流性食道炎非びらん性胃食道逆流症Zollinger-Ellison低用量アスピリン投与時における胃潰瘍・十二指腸潰瘍再発抑制NSAIDs投与時における胃潰瘍・十二指腸潰瘍再発抑制
オメプラゾール10mg
オメプラゾール20mg
ランソプラゾール15mg
ランソプラゾール30mg
パリエット5mgラベプラゾール10mg
ラベプラゾール20mg
ネキシウム10mg
ネキシウム20mg<◎>

※():現在未承認だが承認了承済(H26.10.29了承)
※<>:承認申請中(H26.10.31申請)
赤字:先発医薬品のみの適応もしくは後発医薬品が存在しない(H26.11.5現在)
※◎:難治性の場合1日2回の適応あり

 

ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助

胃潰瘍十二指腸潰瘍胃MALTリンパ腫特発性血小板減少性紫斑病早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎
オメプラゾール
ランソプラゾール
パリエット5mgラベプラゾール10mg
ラベプラゾール20mg
ネキシウム

赤字:先発医薬品のみの適応

 

医療用医薬品情報提供データベースDrugShotage.jp

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