平成27年6月薬価収載のGE〜クロピドグレルGEの適応とメトホルミンMTが抱えるジレンマ

いよいよ、明日、平成27年6月19日、クロピドグレル(先発:プラビックス)、ナフトピジル(先発:フリバス)、メトホルミンMT(先発:メトグルコ)、レトロゾール(先発:フェマーラ)、ゾルミトリプタンOD(先発:ゾーミッグRM)、メサラジン腸溶錠(先発:アサコール)が薬価収載されます。
もう採用を決めている薬局も多いとは思いますが、適応などわかっている情報をまとめておきます。

6月19日収載予定の後発品の薬価

  • クロピドグレル錠75mg:121.30円/錠(プラビックス錠75mg:282.70円/錠)
  • クロピドグレル錠50mg:86.30円/錠(プラビックスにはこの規格はなし)
  • クロピドグレル錠25mg:48.30円/錠(プラビックス錠25mg:112.50円/錠)
  • ナフトピジル錠25mg:25.40円/錠(フリバス錠25mg:49.10円/錠)
  • ナフトピジル錠50mg:49.60円/錠(フリバス錠50mg:99.20円/錠)
  • ナフトピジル錠75mg:73.40円/錠(フリバス錠75mg:146.70円/錠)
  • メトホルミンMT錠250mg:9.90円/錠(メトグルコ錠250mg:10.20円/錠)
  • メトホルミンMT錠500mg:10.40円/錠(メトグルコ錠500mg:19.00円/錠)
  • レトロゾール錠2.5mg:292.60円/錠(フェマーラ錠2.5mg:674.10円/錠)
  • ゾルミトリプタンOD錠2.5mg:500.30円/錠(ゾーミッグRM錠2.5mg:960.80円/錠)
  • メサラジン腸溶錠400mg「ファイザー」:48.40円/錠(アサコール錠400mg:88.60円/錠)

クロピドグレルの適応

クロピドグレルについてはAGの採用を予定している薬局が圧倒的に多いのではないでしょうか?
オーソライズドジェネリックへの安心感と、今回は効能•効果の点がありますね。
適応の違いについては以下にまとめておきますので参考に。

プラビックスの効能•効果

  • 虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制
  • 経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される下記の虚血性心疾患
    急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇心筋梗塞、 ST上昇心筋梗塞)、安定狭心症、陳旧性心筋梗塞
  • 末梢動脈疾患における血栓・塞栓形成の抑制

クロピドグレル錠「SANIK」

  • 虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制
  • 経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される下記の虚血性心疾患
    急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇心筋梗塞、 ST上昇心筋梗塞)、安定狭心症、陳旧性心筋梗塞

(再審査期間終了翌月の平成28年10月からは先発同様の適応予定)

「SANIK」以外他社のクロピドグレル錠

  • 虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制

(平成27年11月からはサノフィの特許が切れるのでSANIKと同様の適応予定、再審査期間終了後に申請開始のため平成28年12月以降には先発同様の適応予定)

クロピドグレル各社の特徴

AGは適応もですが、箱のデザインも先発品(プラビックス)そっくりです。
沢井は先発品にない50mg錠が規格追加。
東和は錠剤が小さいようです。

 

メトホルミンMT錠250mgは患者のメリットなし?

メトホルミンMT錠250mgですが、どの用量で考えても、メトグルコ錠250mgから変更しても薬剤料の差が出ません。
後発医薬品調剤体制加算のためにGE使用量を増やす効果はありますが、医療費負担の面では患者さんのメリットはないと言うことになります。

さらに、来年の薬価改定で、メトグルコ錠250mgは9.6円/錠の最低薬価になることが予想されています。(大日本住友の計画通り?)
そうなると、メトグルコ錠250mgとメトホルミンMT錠250mgの薬価差はなくなってしまい、メトホルミンMT錠250mgを使ってもGE使用量としては計算されないということになってしまいます。

今回、メトホルミンMT錠が登場することで後発医薬品使用率の分母が増えることになるので、使用量が多い薬局においては、GE使用率を維持するために切り替えが必要ですが、もし、メトグルコ錠250mgが最低薬価となった場合、来年四月からはメトホルミンMT錠250mgには何の意味もなくなってしまうということになってしまいます。
(あくまでも可能性ですし、何の意味もないってのは乱暴な表現とは思いますが)

個人的には扱いに困る、ジレンマを抱えるジェネリックです。

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