今回はまとめて二週間分です。
SGLT2阻害剤と皮膚障害
アプルウェイとデベルザでは薬疹はなかったようですね。 https://t.co/Ecx0VnkAzL
— ぺんぎん薬剤師 (@penguin_pharm) July 2, 2014
ルセフィでも薬疹多めですね。 https://t.co/vUf7N0mmPM
— ぺんぎん薬剤師 (@penguin_pharm) July 7, 2014
症例数がはっきりしないので何とも言えませんが、アプルウェイ•デベルザ(一般名:トホグリフロジン)では皮膚障害なし。
ルセフィ(一般名:ルセオグリフロジン)では皮膚障害がけっこう多いです。
スーグラ(一般名:イプラグリフロジン)、ルセフィでは皮膚障害が多く、フォシーガ(一般名:ダパグリフロジン)では少なく、アプルウェイ•デベルザではなし。
この差が何を物語るのか…。
いずれにしても、皮膚障害には注意が必要です。
また、今は季節的に脱水症状にも特に注意が必要ですね。
さて、そんなSGLT2阻害薬に早くも合剤のお話が。
ネシーナとアプルウェイの合剤ですか。 https://t.co/mZVIFiNduY
— ぺんぎん薬剤師 (@penguin_pharm) July 2, 2014
サノフィと武田薬品が糖尿病領域でタッグを組むことから出てきたこの話。
両社ともに糖尿病薬を多く揃えていますが、サノフィはDPP4阻害剤を持たず、武田はSGLT2阻害剤を持たないことから利害が一致したんだと思います。
新たなC型肝炎治療薬承認!
新薬22製品承認!IFNフリーの抗HCV薬が目玉ですね。 https://t.co/p4S31opiRu
— ぺんぎん薬剤師 (@penguin_pharm) July 7, 2014
ダクルインザ錠(一般名:ダクラタスビル塩酸塩)は国内初のHCV NS5A複製複合体阻害剤となります。
HCV NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤であるスンベプラカプセル(一般名:アスナプレビル)と併用することで、IFNを用いることなく、SVR24達成84.7%との結果を出しています。
IFNに対する認容性がなく、治療を断念していた患者さんにとって期待の薬となります。
ですが、IFNなしは耐性化が怖い気もします。
使用の見極めが大事になりそうですね。
これについては近いうちに詳しくまとめたいと思います。
スミスリンローション発売決定
医療用スミスリンローション、8月発売ですね。http://t.co/iBn8mFNxJi https://t.co/iV57nGRnOB
— ぺんぎん薬剤師 (@penguin_pharm) 2014, 7月 11
ダニを原因とする疥癬の外用治療薬の発売がようやく決定です。
ソブリアードに重大な副作用追加
ソブリアードに敗血症と脳出血。テラビックでも敗血症はありましたね。脳出血はなかったけど、出血自体はあったので、起こりうるものだったのでしょうか? https://t.co/Mx8QNynpm3
— ぺんぎん薬剤師 (@penguin_pharm) 2014, 7月 11
敗血症と脳出血が追加です。
いずれも、死に至る重篤な副作用のため、初期症状の伝達など、副作用回避が重要になりますね。