Q:ビレーズトリエアロスフィアは新デバイスになって何が変わりましたか?

薬の疑問

ビレーズトリエアロスフィア(ブデソニド/グリコピロニウム臭化物/ホルモテロールフマル酸塩水和)のデバイス(アクチュエーター)が変更となりました。

A1:見た目が大きく変わり、120吸入用が追加されました。

まずは見た目が大きく変わり、カラフルでボリュームのあるデバイスになりました。
きちんと説明しないと、患者さんによっては別の薬と誤解してしまう可能性が高いと思います。
また、従来は56吸入用のみでしたが120吸入用が加わりました。
(新デバイスで開発した120吸入用の承認に合わせて56吸入用の変更承認を行ったというのが正確です)

ビレーズトリエアロスフィア 新旧デバイス比較 – アストラゼネカ資料を元に作成

A2:カウンターが5吸入刻みになりました。

従来のデバイスは20吸入ごとに数字が記載されているだけでしたが、新デバイスでは10吸入ごとに数字が記載されました。また、その中間にも目盛りが加わっており、5吸入ごとに正確に残量を確認することが可能となっています。

A3:キャップがストッパーをかねています。

従来のデバイスでは他社製品と同様にキャップは単純なキャップでしたが、新デバイスは装着時に噴霧を行うことができないようにストッパーとしての役割をかねたものとなっています。
合わせてキャップは本体に紐のような形で接続されており、キャップをなくす心配がなくなりました。

A4:プッシュサポーターも新型に変更

ビレーズトリ(ビベスピ)エアロスフィアは握力等の不足により噴霧操作が困難な方のために、メーカーから吸入補助器であるプッシュサポーターが配布されています。
今回、デバイス(アクチュエーター)が大きく変更となったことに合わせて、プッシュサポーターも変更となっています。
新デバイスには従来のものは装着できないので注意が必要です。
ビベスピのデバイスは変更されていないので従来のものが使用可能ですが、このままビベスピが新デバイスに変更されない場合は、両方のプッシュサポーターを在庫しておく必要がありますね・・・。

補足:ビベスピのデバイスは変更なし(2022年8月時点)

ビベスピエアロスフィア(グリコピロニウム臭化物/ホルモテロールフマル酸塩水和)のデバイスについては現在のところ変更予定はないようです。

参考

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