A:コミナティ、スパイクバックス、ヌバキソビッド、ダイチロナ、コスタイベの5種類がオミクロン株 JN.1系統 に対応するワクチンとして承認されています。
- コミナティ筋注(ファイザー)
- スパイクバックス筋注(モデルナ・ジャパン)
- ヌバキソビッド筋注(武田薬品工業)
- ダイチロナ筋注(第一三共)
- コスタイベ筋注用(Meiji Seika ファルマ)
コミナティ筋注
ビオンテックとファイザーが開発した世界初のmRNAワクチンです。
JN.1 系統に対応するものが2024年8月に承認されています。
コミナティ筋注は年齢別に3種類の製剤が承認されており、生後6ヶ月から成人までをカバーしています。
- コミナティ筋注6ヵ月~4歳用3人用
- コミナティRTU筋注5~11歳用1人用
- コミナティ筋注シリンジ12歳以上用
製品名に3人用とついていることからもわかりますが、6ヵ月~4歳用のみ1本に3回分のワクチンが入っており、使用前に希釈が必要になっています。
スパイクバックス筋注
モデルナが開発したmRNAワクチンです。
JN.1 系統に対応するものが2024年8月に承認されています。
生後6ヶ月から成人までをカバーしています。
- スパイクバックス筋注
希釈は不要ですが、年齢に応じて投与量が異なるため、1本(2.5mL)あたりで使用できる回数も異なります。
- 12歳以上:1回0.5mL
- 5歳以上12歳未満:1回0.25mL
- 生後6ヶ月以上5歳未満:初回免疫として1回0.25mLを2回(4週間の間隔)
ヌバキソビッド筋注
武田薬品工業が開発した組換えタンパクワクチンです。
JN.1 系統に対応するものが2024年9月に承認されています。
6歳から成人までをカバーしています。
- ヌバキソビッド筋注1mL
希釈は不要ですが、1本が1.0mLなのに対して1回0.5mLの投与となっているので、1本あたり2回分となっています。
ダイチロナ筋注
第一三共が開発した国産初のmRNAワクチンです。
JN.1 系統に対応するものが2024年9月に承認されています。
12歳以上に投与可能となっています。
- ダイチロナ筋注
希釈は不要ですが、1本が1.5mLなのに対して1回0.6mLの投与となっているので、1本あたり2回分になります。
また、最小包装が2本入りとなっています。
コスタイベ筋注用
Meiji Seika ファルマが開発した世界初のsa-mRNAワクチン(レプリコンワクチン)です。
JN.1 系統に対応するものが2024年9月に承認されています。
18歳以上に投与可能となっています。
- コスタイベ筋注用
希釈が必要となっており、1本あたり16回分となっています。
コメント