A:ブリーバラセタム(ブリィビアクト®錠・静注)、ピラセタム(ミオカーム®内服液)、レベチラセタム(イーケプラ®錠/ドライシロップ/点滴静注)が該当します。
ピロリドン誘導体に分類される薬剤
- ブリィビアクト®(ブリーバラセタム)
- イーケプラ®(レベチラセタム)
- ミオカーム®(ピラセタム)
これらの薬剤のうち、ブリィビアクトとレベチラセタムの添付文書には禁忌として「本剤の成分又はピロリドン誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者」が記載されています。
- 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分又はピロリドン誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者ブリィビアクト錠25mg/ブリィビアクト錠50mg 添付文書
- 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分又はピロリドン誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者イーケプラ錠250mg/イーケプラ錠500mg 添付文書
ピラセタムの添付文書にはピロリドン誘導体という言葉自体が記載されていませんが、同様の対応が望ましいと思います。
ピロリドン誘導体の構造
ピロリドンの構造式はとても単純です。
ブリーバラセタムの構造は↓
レベチラセタムの構造は↓
ピラセタムの構造は↓です。
3剤ともにベルギーのユーシービー社の製品で、レベチラセタムはピラセタムを元に、ブリーバラセタムはレベチラセタムを元に開発されたことを考えると当然ですね。
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