ザクラス配合錠HD/LDの自主回収

この記事は2016年9月に作成しました。
すでに問題は解決しました。

週末にザクラス配合錠の自主回収に関する情報が公開されていました。
武田薬品工業とPMDAが情報を公開しています。
ザクラス配合錠LDの中にザクラス配合錠HDが入っているものが見つかったためとのことです。

ザクラス配合錠の回収情報

回収概要

医療施設より1錠中の有効成分としてアジルサルタン20mg及びアムロジピン2.5mgを含有する「ザクラス配合錠LD」のLot番号がAK126(100錠入)の組箱に、1錠中の有効成分としてアジルサルタン20mg及びアムロジピン5mgを含有する「ザクラス配合錠HD」のPTPシートが混入しているとの情報を受付けました。
調査の結果、当該ロットに「ザクラス配合錠HD」が封入された組箱が更に存在する可能性を否定できないため、自主回収することと致しました。
また、当該ロットの他に上記の15ロットについて、「ザクラス配合錠LD」の組箱内に、「ザクラス配合錠HD」が封入された製品が、また「ザクラス配合錠HD」の組箱内に「ザクラス配合錠LD」が封入された製品が、それぞれ各ロットに1箱ないし数箱存在する可能性が否定できないため、併せて自主回収することと致しました。

ザクラスLDの箱内にHDが混入?

あまり耳にしたことのない回収理由なんですが、工場ではラインも別でしょうし、こんなことが起こりうるんでしょうか?

でも、自主回収を案内しているんですし、完全に否定できないんだとは思います。

  • ザクラスHD:アムロジピン5mg/アジルサルタン20mg
  • ザクラスLD:アムロジピン2.5mg/アジルサルタン20mg

ザクラスLDとザクラスHDではアムロジピンの量が2.5mg変わってきますから、当然ながら、万が一そのまま渡ってしまうと低血圧等の危険がありますね。

発見した医療機関はかなり驚いたでしょうね。

武田薬品からも回収の案内が公開されています。

医療関係者確認画面 |武田薬品工業 医療関係者向け情報 Takeda Medical site

 

医療用医薬品情報提供データベースDrugShotage.jp

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