最近の若い者は〜。なんて思ってませんか?

薬局薬剤師の皆さん、新人薬剤師、新人事務員さんの指導・教育で困ってませんか?

「最近の若い者はなってない」

「近頃の若い者はダメだね」
誰もが一度は耳にしたことのある言葉ですし、言われたことがある人も少なくないのではないでしょうか?
じゃあ、口にしたことは?
新人や後輩の指導に行き詰まってくると口にしてしまう言葉なのかもしれません。

繰り返される台詞

この「最近の若い者は〜」「近頃の若い者は〜」って言葉。
自分自身、口にしてしまったことがありますし、言われたこともあります。
親に聞いて見たら、やっぱり口にしたり思ったことあるし、言われたこともあるようです。
遡っていくと、五千年前のエジプトの遺跡から発掘された石版にも同じようなことが書かれているようです。
(アナトリア博物館にある、ヒッタイトから古代エジプトに送られた粘土板に書かれているそうです
とまあ、人類が大昔から繰り返している伝統的な言い回しと言うことです。
いつの時代、どこの国でも、若者と年長者の隔たりは存在するんだな、ということがわかりますね。
  
  

問題解決に繋げるために

「最近の若い者は〜」と言ってしまったとして、それで終わってしまったら意味がなく、ただの都合のいい言い訳なんです。
指摘した通り、その問題が、新人の若さによる問題、新人世代の考え方の違いによる問題だとして。
さあ、どうやって解決していこう!とならないといけません。
  
ただの愚痴ならいいのですが、「最近の若い者」と一括りにして放り投げてしまっても何の解決にもなりません。
最近の若い者の考えることはわからないよ!
と思考を停止してしまってもそれ以上話は進みません。
最近の若い者はって言われた方も、そんなこと言われたって自分は最近の若い者なんだから上の人の気持ちなんてわからないよって思ってしまうだけです。
若さゆえの未熟さであるならば、その問題を一つ一つ教えていくしかありません。
もちろん、その未熟さには一人一人個人差があります。
(これについては今後書いていきますね)
世代間の格差であるならば、話していくことでお互いにその隔たりを埋めていくしかありません。
お互いの考えが理解できない状態だからこそ、そんな言葉が出てくるのですから、とても時間のかかる作業ですが、患者さんのために、薬局のために、より良い仕事をするためには必要なことです。

自分はどうだったんだろう?

自分自身が「最近の〜」と言われたころを思い出してみました。
ちょっと言い方は違いますが、大学生のころ、有機化学の教授から「近頃の学年は本当になってない。」と言われたことがありましたね。
たしかに、そのころの自分を思い返すとひどいものです。
あの頃の自分が薬局にいたら、思わず怒鳴り散らしてしまうかもしれません(笑)
実習中とか、かなり生意気な態度だったと思います。
そんな自分を教えてくれた先生方を思うと本当に申し訳ないです。
あの頃と比べたら自分は成長したものです。
知識はもちろんですが、社会人としての考え方や医療従事者としての意識が随分と成長したと思います。
もちろん!そんな今の自分でも、年長者から見れば、最近の若い者〜なのかもしれませんけど(笑)
成長できたのは、様々な経験の中で悩み考えた結果なのですが、経験を与えてくれたのは先輩や患者さん、医療関係者の皆さん、年長者の方々です。
仕事の中で教わり、指摘され、わかることがあったり、わからないまま抱えたり、そういうことを繰り返して少しずつ成長できたのだと思います。

最近の若い者にはどうやって学んでもらえばいい?

自分は様々な経験を元に自分で考え抜いて成長してきました!
と思ってはいますが、実際は周りの方々に教えてもらったことがほとんどだと思います。
教えてもらったかなあと思う自分もいるのですが、それは周りにいた方の教え方が本当に上手だったので、自分が気付いていないだけと思っています。
よく言われることですが、今の若い世代の特徴として、言われたことを言われた通り実行するのが得意と言うことがあります。
ですが、仕事一つを正確に教えると言うのは意外と難しいものです。
よく、臨機応変に、なんて言ってしまいますが、その臨機応変を説明できないとダメなんです。
臨機応変に、なんて言うのは教える方がただ手を抜いているだけなのかもしれませんよ。
薬局の仕事、薬剤師の仕事と言うのは、単純なものではありません。
薬局の中では同時進行で様々な仕事や作業が入り組んでいますし、薬ごと、処方医ごと、患者ごとに対応は変わりますし、それこそ臨機応変の塊なんです。
でも、そんな中でも、無意識に、反射的に思考を繰り返し、仕事を行っているはずです。
それを一つ一つの作業に分解して伝えてあげるのが大切なことなんだと思います。
でも、薬剤師というのは薬剤師法・薬事法という法律の元に責任を持って行う仕事です。
全てを伝える難しさだけでなく、責任感ゆえに一つ一つを教えることに抵抗感があるかもしれません。
間違えたことを教えたり、間違えて身につけられたら、そこに責任が生じてしまうわけですから。
でも、仕事は仕事、それを作業にまで分解して様々なパターンで教えてあげないといけませんし、責任感や考え方についても細かく伝えていかないといけないと考えるべきなのだと思います。
一生懸命教えれば教えるほど、ついつい責任感や使命感の感情論になってしまいますよね。
本当に難しものですね。
でも、熱意と時間があれば必ず結果に現れる思います。
頑張って!

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